花ごころ

土壌酸性度の測定
                                                  



”土が酸性になると良くない”
昔から漠然と知っている事だが
では何がどういけないのかと聞かれたら
知識不足のわたしには正直なところさっぱりわからない

このところすっかり土つくりに夢中になって
有用微生物を増やすために色々勉強もしているが
わたしの場合なにをやっても”土台”がしっかりしていないので
肝心な事がかけている場合が多い

土にこだわり
土のために努力しながらも
もしかして酸性土になっていたらどうしよう・・・
そう思ったら
半年も前から買っていながら使ったことのない
「酸度測定液」を出してくる気になった

まずは地植えのバラの土を測定する



こうして比色表に照らし合わせてみると
pH6.5〜7.0の間といったところだろうか
バラの適正pH土壌は5.5〜7.0だからこれは合格

次は鉢植えバラの土を測定する



こちらはやや酸性だが
pH5.5〜6.0くらいだから許容範囲内だ

肥料も堆肥も保護液も
いつも同じものを使っているのに
酸度はそれぞれ違うんだなあと実感

一応安心したところで
土壌が酸性になるとどんな不都合が生じるのか調べてみた


  ☆カルシウムやマグネシウムといったミネラル分が不足するので
   植物の細胞機能に障害が生じ、根の肥料吸収能力が低下する

  ☆生育に有害なアルミナが活性化し
    リン酸が吸着固定されて吸収しにくくなる

  ☆有用な微生物が住みにくくなる


どれも重要な問題だが
特に最後は大変だ
日頃どうやって有用菌を増やそうかと色々努力しているのに
肝心な土壌が住みにくいとあっては方手落ちというもの

『酸性に強い作物以外は
pHが6.0以下の時は石灰資材の投入が必要です』

本にはこう書いてあるので
鉢植えバラのことが一気に心配になる
でもバラの許容範囲は5.5からと測定液には書いてあったけどなぁ・・・
うーん、、これはどうしたものか

ま、とりあえず石灰まいとけば安心なのかな
と安易に考えつつ
もうちょっと調べを進めると

『一度アルカリ土壌にすると酸性矯正以上にやっかいです』
という文が目に入った
あれれ?石灰を入れたらいいってもんじゃあないのね・・・

土壌がアルカリ性になるとどうなるのだろう


  ☆砂漠の土壌のようになる

  ☆カルシウムやマグネシウムが過剰になり
   更に土壌の肥料保持力が限界になるので
   ちょっとの施肥量で肥やけやガス障害が発生する

  ☆鉄やマンガンなどの微量要素も吸収しにくくなる


しかも一度アルカリ性になると
アルカリ矯正剤を用いても適量を施すのが難しいので
なかなか目的のpHまで下げて維持するのは難しいとのこと

わたしのように
何かわからないがいっぱい入れれば効くんじゃないの?
と思っているようなタイプは
石灰でもバサバサ入れたくなる
だが
さすがにこれを読んだら慎重にならざるを得ない
鉢植えバラも一応許容範囲内なのだから
このまま様子を見る事にする

ついでに野菜のプランターの土も調べてみたら
pH6.5くらいだった
これも大丈夫

バラつくりをはじめて3年目になる今になって
やっと基本を学び始めたという感じ
マニュアルをちゃんと読まずに見切り発進するわたしは
こうして時々後戻りをしては
何度も出直している






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