コンテナ栽培の土つくり 2005年度 |
我が家のコンテナ栽培の基本は
使い古しの土を何度も使いまわすことです
一般的に連作障害のある作物(ナス科など)の場合
一度栽培した土は数年経過しないと使用できないとされていますが
何とかこの連作障害を乗り越えて
土を最大限に有効利用したいものです
このページでは
そのためのさまざまな試みを記録していきます
<目次> |
古土の再生 |
植付け用土の準備 |
コンパニオンプランツ |
古土の再生2 |
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<古土の再生>
1月13日
野菜栽培の終わった古土に
苦土石灰少々混ぜ(10リットルあたり10グラム程度)
表面に米ぬかをふってブロッコリーの葉でおおいました
そしてこの上には黒ビニールをかけてレンガでおさえます
1月28日
2週間が経過したのであけてみると・・
ブロッコリーの葉っぱはボロボロになり
土の上には白いカビがびっしり生えています
ブロッコリーの葉っぱは発酵を促進させるとのことですが
同様に、米ぬかをふって黒ビニールでマルチしても
ブロッコリーの葉っぱを敷かなかったものはカビの生え方が違います
他にも同じような効果の葉っぱはないかな・・?というわけで
芽キャベツの葉っぱも試してみたところ
これもブロッコリーと同じような効果が得られました
ならばキャベツの葉っぱはどうなんだろう・・・
もし無農薬栽培のキャベツが手に入る機会があったら
外葉をマルチに使ってみましょうか
3月9日
土はすっかり団粒化してころころになっています
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<植付け用土の準備>
苗を植え付けるときには
まず底にゴロ石と炭(バーベキュー用木炭)を敷きます
(炭の効用については「炭と根の生育に関する観察記録」参照)
炭の上に少し土をかけて
冬の間乾かしておいたミカンの皮をパラパラと入れます
ミカンの皮を乾かしたものを漢薬で陳皮(チンピ)といいます
白色部分のペクチン質やオレンジ色部分の有機酸は
土壌微生物の栄養となり
更にオレンジ色部分に含まれるフラボンや精油は
抗菌作用があるとのこと
なお、うちではミカンの皮だけでなく
他のかんきつ類の皮も適宜刻んで乾燥させ同様に使用します
ミカンの皮の次には
生ゴミ堆肥、米ぬか発酵肥料、過りん酸石灰を入れて
最後に再生した古土を入れて苗を植え付けます
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<コンパニオンプランツ>
コンパニオンプランツとは
一緒に植えると病害虫を防除したり生育を促進させてくれる
相性の良い植物のことです
キュウリやスイカ、メロンのコンパニオンプランツはネギ
また、トマトやナスにはできればニラの方がいいそう
(浅く根を張るウリ科にはネギ、深く根を張るナス科にはニラ)
ニラやネギの混植により
寄生菌根菌が病害菌の繁殖を抑えてくれることに期待します
植え付ける時には苗のすぐ側に植えて
作物の根とネギ類の根がからむようにするのがコツ
残念ながらニラがないので
今回はナスもネギと一緒に植えました
そして
土中のセンチュウを駆除する働きをするマリーゴールド”アフリカントール”を
トマトと一緒に植えてみます
トマトとマリーゴールドの苗を育成中↓
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<古土の再生2>
〜8月24日の狸の詠日記より抜粋〜
米袋栽培をしていたトマトの苗をひっくり返してみると
長くしっかり張った細い白根が 柔らかい土からすーっと抜けた
土の中では古くなった細根がバラバラになっていて
まだ苗が育っているうちにも
自然に分解をはじめているように見える(右写真)
栽培を終えた土というのは
どうしても鉢底にいくほどべたべたしていたり
土自体の感触もあまりいいものではないのだが
今回の土はぬれていても上から下までさらっとしていて
これならここにすぐ次の苗を植えることも可能なのではないかと思われる
毎回栽培終了と共にコンテナをひっくり返し
土を干してはふるうという作業を繰り返しながら
年々苦痛になるこの過程も
上手くすると省けるのではないか・・
生ゴミ堆肥を入れ
米のとぎ汁を発酵させた液肥をまき
炭を混ぜ
発酵肥料を使い
緑肥をすきこみ
コンパニオンプランツ(トマトにはニラ)を植える
こういった積み重ねが
夢の『ひっくり返さないコンテナ栽培』を可能にするかもしれない
なお 、この土の酸度を計ると
だいたいPh6.5といったあたりで
野菜栽培にはちょうどいい値となっていた
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しかしながら
すべての株が土からすっと抜けるわけではないので
これからの土つくりと苗の定植は
以下の方法でやってみることにしました
収穫後に根を残したまま米ぬかをふって
透明ビニール袋をかけて1ヶ月半程度置く
その後は根もボロボロになっているので
コンテナをひっくり返さずそこに新しい苗を植える
また
このたび枝豆を育てる時には
すでに一度豆を育てた土で連作しましたが
特に連作障害らしきものは起こりませんでした
古土を使いまわす上において
もし連作が可能ならこれほど嬉しいことはありません
発酵肥料の使用は連作障害を防ぐとも言われ
これを使い続けることによって
古土がいつでも何でも植付け可能になるのが今後の目標&夢です
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