米ぬかを利用した生ゴミ堆肥を作る


〜「冬の間は基本的な方法で」の巻〜

1月14日

昨年2月からはじめた生ゴミ堆肥つくりももうすぐ一年になります
夏の間はずっと虫の発生に悩まされ
それでもある時は庭に埋め、ある時は土嚢袋でと
この一年生ゴミ堆肥つくりは途絶えることなく続き
おかげで季節による生ゴミの分解スピードの違いや
虫、臭いの発生状況などを
この目を持って確かめることができました

生ゴミ堆肥つくりをはじめるにあたって
多くの本やサイトで紹介されていたのが
↓この専用バケツです



わたしはホームセンターで買いましたが
確か1500円くらいだったと思います
マニュアルには通常このバケツは2個用意して
交互に使うようにとあります
でもわたしはどうも同じものを2個も買う必要があるのか?と
他の方法を模索し始め
(要するに専用バケツを買うのがもったいないと思ったわけ^^;)
それからは色んな方法(我流)に流れていきました
そして同時に
この専用バケツで一次発酵させた生ゴミを移す二次発酵用のポリバケツも
大きなものを並べておくことに抵抗があったし
やはり何個も買うことに躊躇しました

しかしここまでやってきた経験と考えをまとめ
12月からは一番基本的なやり方をとるべく
二次発酵用の縦長45リットルバケツを購入
この中で冬期は3ヶ月間発酵熟成させる方法をとることに決めました

一次発酵については専用バケツは一個のままで
生ゴミを入れては米ぬかをふりかけながら
いっぱいになり次第二次発酵へと移っています
これは、一次発酵とは言っても生ゴミが分解するわけではなく
生ゴミの水分含量を減らす事が主目的なので

二次発酵バケツに移すときには
生ゴミの2パーセント程度の過リン酸石灰を混ぜ
だいたい同量の土&腐葉土を入れてよく混ぜておきます

この時バケツにいれる量の目安として
生ゴミ+土&腐葉土の重さ(kg)÷バケツの容積45リットル=0.5(容積重)
となるようにすると
生ゴミ堆肥の中が酸素不足で腐敗するのを防ぎます
今回は生ゴミと土&腐葉土が約10キロずつで合計20キロとしました
過リン酸石灰は200グラム入れています

このようにひとつのバケツがいっぱいになると
次に新しく二次発酵へと移る生ゴミがたまるまではそのまま置き
いっぱいになった頃
もうひとつ二次発酵用45リットルバケツを用意して
先に二次発酵しているものをこの空バケツに移します
こうすることで縦長のバケツでも簡単に切り返しができ
まんべんなく堆肥に空気を送れるのです
そして今までその二次発酵堆肥が入っていたバケツには
新しい一次発酵後の生ゴミと土&腐葉土を入れます
これがまたいっぱいになり
更に一次発酵バケツもいっぱいになった頃
また新しい二次発酵用45リットルバケツを用意する・・・と
最終的には4個くらいはバケツが必要になりそうですね^^;

この45リットルバケツにはふだんは古いバスタオルをかけて
紐でしっかりしばっています
中の水分がどうかなと気になりますが
今のところ切り返し時にベタベタしていたりということもないので
おおむね良さそうです
小さな羽虫が少しいますが
あのおそろしいミズアブがいないのが何よりうれしい

12月からつくっているものが3月には使える予定なので
バラの株元におくことにしています


<生ゴミ堆肥の肥料分について>

わたしは生ゴミ堆肥に土壌改良効果と肥料効果を期待しています
では具体的に生ゴミ堆肥にどの程度の肥料分があると考えられるのか?
細かい計算は無理としても
生ゴミの種類の傾向は大体わかっているので
このくらいかなというNPK値を算出してみると・・・

我が家の生ゴミのうち主流は野菜&果物の皮
そこに茶殻、卵の殻、魚のあらが加わります
野菜&果物のNPK値は種類によって全く違いますが
キャベツ(NPK=3.3:1.2:4.8)
玉ねぎ(1.2:0.5:1.1)
ジャガイモ(1.6:0.6:2.6)
といったあたりを平均すると2.0:0.8:2.8となります
その他、茶殻(4.7:0.8:0.7)
魚類(例えばアジは11.3:1.6:1.2)が
生ゴミ全体量の1割ずつとして
だいたい生ゴミ全体のNPK平均値は3.2:0.9:2.4

ここに生ゴミと同量の土&腐葉土が加わるので成分は半減し
(ここでは腐葉土の成分は計算に入れていません)
生ゴミ10キロあたりに過リン酸石灰を200グラム加えているのを足すと
今作っている生ゴミ堆肥のNPK値は計算上1.6:0.6:1.2となります

しかし現実には生ゴミが発酵する時にはチッソが飛散しカリも失われるので
実際に期待できるNPK値は1.0:0.6:1.0程度ではないかと考えています




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