花ごころ

バラ栽培2004後半戦
                                                  


バラの夏剪定から一ヶ月後には
はやくも秋のバラが咲き始めた
今年は9月半ばまで残暑が長引き
そのために新芽の伸びるのもはやかったが
咲いたバラはどれも小ぶりな夏のバラで
色も本来の色ではない

これで大丈夫なのかな?
もっと涼しくなったらちゃんと大きな秋のバラが咲くよね?!
そう自問自答しながら
これまでの管理は適切であったのかどうかなど
何となく落ち着かない日々を過ごしていたところ
10月にはいり気温が急に下がってきたところで
バラの花姿は急に秋色へと変化しはじめた

さて
春の花が期待通りとまではいかなかっただけに
後半戦は巻き返しを狙って新しい作戦に出た
5月まではまったく葉面散布を行っていなかったのを
6月からは竹酢液やトウガラシ焼酎にリン酸液肥を加えて葉面散布する
一番花後の病害虫被害を防ぎ
リン酸を葉面から吸収させようというものだ
花つきの良さを左右するリン酸をなんとか効率よく吸収させたい
そう願って6月は4回葉面散布を行う

ところが
結果的にはこれによって葉は傷み
7月に入った段階で散布はストップ
そこで
即効性のある8-8-8の化成肥料を施したところ
新芽がどんどん展開して
7月末にはきれいな葉っぱがでそろった

この夏は連日38℃を記録する大変な猛暑で
庭仕事が大変な一方
害虫もお休みしているのかあまり見かけなかった
それに加えて
アシバガバチなどの天敵が活躍してくれたおかげで
虫食いの葉っぱは見かけても虫そのものはいない
8月末の夏剪定まで次々と蕾があがり
HTは秋の花に備えて摘蕾に励んだ

その後、大きな台風が何度もやってきたが
そのたびに鉢バラは避難させていたので無事
せっかくこれまで秋の花に備えてきたのにと思うと
面倒だとは思いつつも気がつけば自然に鉢を運んでいるのだった

こうした過程を経て
特に楽しみにしていたブラックティ、ジュリア、ブルームーンは
それぞれ美しい秋色の花を見せてくれることとなる



しかし
これらの花も昨年の秋よりは成績は良かったものの
花数は4個程度と期待したより少なかった
その上
夏まではずっと調子よく返り咲いていた他のバラたちが
9月からは急に生長が止まってしまったものが少なくない
中には
レッドカスケードのように
新芽をアシブトクチバの幼虫に丸かじりされたものもあるし
夏中繰り返し咲いていたニュードーンは
台風被害で枝が折れてしまった
そのように
「物理的要因」で花が咲かないものは仕方がないとして
台風のたびに室内に避難させた鉢バラに
新葉が2〜3枚展開したままストップしているものがあるのは
何とも納得できない、、、

そのような状態の鉢バラのひとつパラダイスをひっくり返してみる

  

根には特に異常はみられず
白根もたくさん出ていて元気そうだ
でも
土が粘土のようにこびりついていて
力を入れないとほぐれない

鉢土はスコップが簡単に入るくらい柔らかいが
掘り起こすにはやや力が必要だった
昨年の夏にコガネムシ被害による植え替えをした時には
もっと楽に掘り出せたのに・・・

他のバラもいくつかひっくり返したところ
やはり土の中が粘土っぽくなっており
昨年とは違うこの状況に思わずため息が出る、、

これは一体どうした事だろう??
考えられる原因はただひとつ
2003年からずっと続けてまいている
”米のとぎ汁の発酵液肥”のせいではないか?!
というか
今年はコレに加えて生の米ぬかも何度も一緒にまいており
微生物のエサとなるべき米ぬかも
過剰になるとやはり問題ではないかと

この状態をどのように表現してよいものやら
自分でもよくわからないのだが
土は見た感じはものすごく肥えているのに
通気などの物理性が悪い感じだ
潅水しても決して水が抜けないわけではないが
水はけが良いわけでもなさそう

また
微生物のエサが多いと当然微生物は爆発的に繁殖し
そのために発生するガスも
バラの根に影響を及ぼしていると思われる
”根に障害がある時には新芽に異常が出る”といわれ
そのとおり、いくつかのバラは一時新芽が縮れていた
そして、縮れてはいなくても生長がストップしているものも多い

バラ栽培に土の果たす役割は大きい
だからこそ土を最も重要視し
土を肥やす微生物を如何に繁殖させるかに重点をおいた2004年
無農薬栽培を目ざして2年目の今年も
多くの課題は残ったままだ

わたしにとって無農薬栽培の魅力は
「自らが農薬を浴びたくない」
「ご近所の目を気にしながらの散布は疲れる」
といった理由の他に
農薬を使わないことで庭に自然の生態系をつくり
やがては植物に必要な肥料も
自然が生み出すかもしれない可能性にある

土の中に生きる目には見えない微生物のバランスを保つ事で
本来捨てられるはずの生ゴミや落ち葉などが
微生物の力でさまざまな養分に変えられていく
更に
そこへ米ぬかや糖類など
微生物が好む資材を投じて
もっと養分生産量をアップできるかもしれないのだ
また
米ぬかで自家製肥料を作ることで
この微生物依存体制が強化できる可能性もある
それは
普段の生活の中でも常に省コストを意識しているわたしにとって
実に美味しい話なのだった

しかし
世の中そんなに甘くはない
ここで最も重要な”微生物のバランス”を
わたしのやり方ではかえって崩す事になったのではないだろうか
とにかく微生物繁殖に有効と思われる資材を次々投入してきたが
今後はその中からどれを引くのか検討しなくてはならない

とりあえず
今年中にはすべてのバラを一度掘り出して
通気性の悪くなった土を改善したい
まずは手始めに
ひっくり返したパラダイスの土に目の粗い川砂と腐葉土を混ぜて
ふたまわりくらい小さな鉢に植えかえた(7号鉢)
そして鉢底には炭を入れる
(バーベキュー用の木炭を砕いて)




これまでバラは10号以上の鉢に植えるものと思っており
うちの鉢はどれもそれ以上に大きい
ところが
バラを何年も栽培している人たちは
6〜8号程度の鉢を使っているケースも多いようだ
たくさんのバラを育てるには場所も必要となり
どうしてもコンパクトにせざるをえないこともある
それでも
大きくなる性質のつるバラ(あるいはシュラブローズ)ならまだしも
通常のHTは大きな鉢に植えてもそれに見合った生長がないものもあった
(花数もそれなりしかない)
となれば
うちでも今後はコンパクトに栽培し
管理も楽にしたいものだと思う

というわけで
2004年度後半戦の結果は
前半戦の70点に対して、う〜ん、、まあ50点といったところだろうか
夏の間は結構調子が良かったし
秋には微妙な色のバラたちがきれいな花を咲かせてくれたのも良かった
一方で
秋バラを見ることの出来ないものもいくつか出た

さあ
まだ11月になったばかりだというのに
反省会も終わって気持ちはすっかり2005年度の準備に向かっている
”性懲りもない”という言葉はわたしのためにあるようなものだと思いつつ
すでに新しい作戦を練ることに余念がない
毎年色々つつきまわされてかわいそうなうちのバラたちだが
現段階では枯れそうなバラがひとつもないのが唯一の救いかも。。




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