花ごころ

バラ用配合土を作る
                                                  



鉢バラの植え替え作業は今年もしないけれど
庭植えのものをいくつか鉢あげしたいと思い
さて配合土をどのようにしたものかと思案の日々・・・

これまでは日本バラ園のやり方をそっくりそのまま取り入れてきた
その配合土は次の通り

土4−3 : ピートモス 3 : 堆肥 2−3 : 活性炭0.5−2

土はホームセンターで赤玉土を買って使っていた
なぜ赤玉土かというと
ただ単にそれが一番ポピュラーだからというのが理由で
赤玉土ならまずは無難であろうと信じていたわけだ

ところが
この「万能」と思っていた赤玉土が
実は火山灰土であり
リン酸肥料が効きにくい性質を持っているのを知った時
あらためて土の事をもっと勉強しなくてはと思うにいたる

もう一度日本バラ園の本を読み直してみると
”水の流れのある河原の土=最高級の土”とある
あらまあ川砂だなんて今まで使おうとも思わなかった

さてここでちょっと”用土”について
”排水性””保水性””保肥力”の3点からまとめてみよう
それぞれの用土の性質を知り
用途によって使い分けるのはとても重要なので

用土の種類 排水性 保水性 保肥力
基本用土 田土
黒土
赤土
畑土
赤玉土
鹿沼土
日向土(ぼら土)
山砂
川砂
桐生砂
改良用土 腐葉土
堆肥
ピートモス
バーミキュライト
パーライト
ゼオライト
もみがらくん炭


バラを育てる時には
”排水性””保水性””保肥力”すべてが必要となる
しかしこの全ての条件を満たしている土は山土しかない
だが山土は粒子が細かい粘土質なので通気性が悪い
ひとつで万能の土は存在しないので
結局色々ブレンドしながら必要な要素を満たすことになる

さて今回のバラ用配合土をつくるにあたって
重要なポイントは以下の通り

1.身近な材料であること
2.安価であること
3.ブレンドする土の種類はなるべく少なくしたい


これからはもう通販とかに頼らないバラつくりをしていきたいし
年間のガーデニング費用を1万円以内におさえたいという密かな目標もある

これらの条件をふまえた上でまず選んだ基本用土は”川砂”
ここはまだ山も海も川も近くにあって
ちょっと川の上流へ行けば良い川砂が手に入る
赤玉土のように火山灰土ではないので
リン酸肥料の効きが悪いということもない
排水性は抜群だから根ぐされの心配もない
しかし
保水性と保肥性が悪い
そこでこちらは山土を混ぜることでカバーする
川の側には山もあり土もある
基本用土はどちらもタダだ

改良用土の方は
通販で購入したピートモスがまだあるのでとりあえず利用する
堆肥は農協でゼオライト入りの牛ふんオガ粉堆肥を購入



これは40リットル入りで520円と結構安い
土壌改良資材であるゼオライトが入っているのも嬉しい
牛ふんを利用することは利点も欠点も色々あるようだが
とりあえず身近なものということで今回は採用することにした
ピートモスと堆肥を一緒に使うと
排水性、保水性、保肥性すべての条件が満たされるのがいい

腐葉土は市販のものはほとんどが未熟で良くないとの事なので
これまでどおり使わない

あと、バーベキュー用の炭を砕いて鉢の底に敷いたり
細かくして土にも混ぜて使う

こうして用意した用土をブレンドする割合については
日本バラ園の配合割合を基本にして決めた



この配合土にリン酸肥料の”ようりん”を
元肥と酸性矯正目的で用土10リットルあたり40g混ぜ
土の酸度を測ってみると・・・



pH5.5というところだろうか
バラの適正pHは5.5〜7だから一応許容範囲かな

今日から12月
今年はまだ一ヶ月残っているけれど
バラにとっての新年度の始まりは12月
この月からつるバラの誘引、剪定などなど
春に向けた準備が始まる
わたしもいよいよ『バラ3年生』
無農薬栽培を目指し
わけもわからぬまま色んなことを試した2年生を卒業して
これからは実践編へと歩みはじめよう




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