花ごころ

冬支度
                                                  



11月とは思えない暖かい日が続いている
この時期は毎朝「落ち葉はき」が日課だが
その落ち葉を落とす元の枝を今日は剪定することにした

ピンクガーデンに植えられた
明治時代からあるらしいサルスベリ
その長く伸びたたくさんの枝を
手動式の”高枝切り”で
一本一本切っていく

真上を向いてのこの作業
まあ何とも首が痛いこと!
そういえば
昨年はこれを息子がやってくれたのだった
今年も使いたいところだが
残念ながら一応受験生なので忙しくて時間がない
また来年まかせるとして
今回はぼつぼつ自分で切るしかない

途中何度か休みながら
やっとひととおり枝を切り終えた



本当はつんつんとはみ出している小枝も切りたいが
もうさすがに限界だ。。。
ちょっと見苦しいけど
細かいことは言わない言わない(苦笑)

上の作業が終ったところで
今度は下に落ちた枝の整理をする
葉っぱや小枝の部分は細かく切り
堆肥用のボックスに入れる



このところ
落ち葉や剪定枝はこの箱にためておいて
米ぬかをふりかけている
こうしておくと発熱発酵して
少しずつ量が減るので
箱もなかなかいっぱいにはならない

そうそう
堆肥つくりの際には
萩の枝を混ぜておくと発熱しやすいと聞いたので
早速これも入れてみなくては・・・

とにかく発熱しないことには分解も進まないので
良いといわれることは何でも試してみたい
夏に剪定枝堆肥つくりをした時は
50度以上に発熱したが
これから気温の下がるこの時期に
どのくらいまで温度が上がってくれるかな、、、

さて
ここで使う米ぬかは
「土着菌と仲良くしよう」で書いた”土着菌米ぬか”だ
落ち葉についた土着菌を生の米ぬかで培養したあと
更に米ぬかを足して拡大培養を続けている
使用しているポリバケツは半透明なので
光を嫌うであろう菌の繁殖を妨げないために
普段は黒いビニール袋をかぶせている
そのビニールを今日ははずしてみてビックリ!
ポリバケツの外側から
赤、白、黄色、緑、黒と
さまざまな色の微生物群が
層をなして繁殖しているのが見えた



これらの微生物が一体何の菌なのかはわからないが
においから察すると酵母菌も入っていると思われる
要するに決してイヤではない発酵臭がしている

この土着菌でパワーアップした米ぬかを
お庭全体にまいて
冬の間の”庭まるごと発酵”を目指す
これも大切な冬支度だ



剪定したサルスベリの枝の太いところは
長いまま束ねておいた
できればこれで小さなトレリスなどを作ってみたい
庭仕事のない冬の間は
こんなもので遊んでみる予定



お庭の中も
枯れてきた夏の花を取り除き
冬を迎える準備が始まった
なにしろこれからは緑も花もぐんと少なくなってしまうので
常緑植物を植えた鉢を並べて
少しでも潤いのある空間を保ちたい

今までここには一年草を地植えしていたが
今回はレンガを放射線状に並べて
鉢置き場所を確保してみた
そして
花壇のふちにはこぼれ種からの小さな苗を植える

 

これはスイートアリッサム
今はこんなに小さいけれど
結構大きな株に生長するはず(多分)
できればこの暖かさがもう少し続いて
年内に株がある程度まで生長してくれると嬉しいのだけど・・・

こうした地植えと鉢の組み合わせが
植物の成長と共に
もっと自然になじんでくれることを期待している
この地植え部分の形が整ったところで
あとは季節の花の鉢を取り替えれば
容易に模様替えができるだろう
来年はこのパターンでやってみよう

花がたくさん咲いてくれる時期の庭計画は容易いが
冬の間どうするのかが
毎年のテーマになっている
どうやったら寂しい冬の庭を演出できるのだろう
実際に手を動かす時間よりも
庭を前に考え込んでいる時間のほうが長い

もう少し形が整うまで
本格的な寒さがやってきませんように。。。




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