TOPページへ

私のバラ栽培法2006年度版


*はじめに*

試行錯誤のバラ栽培も5年目を迎えました
毎年さまざまな試みを取り入れる中で
2005年はかなり綿密な施肥計画も立てて管理してきましたが
「私のバラ栽培2005年度版」参照)
今年は一転して”バラに聞きながら”を基本としていく予定です
要するにもっとアバウトに〜という訳ですね
それでも
「無農薬栽培で」「安価に」「健康なバラを」育てる方針はこれまでと変わりません
ここには2006年度の大まかな方針を記しておきたいと思います

なお
今年のバラ栽培の具体的な経過については
Blog『ぶどう日記(Categoryバラ)』に随時記録しています


<目次>

1.バラを植える時には

2.無農薬栽培について

3.施肥管理方法



1.バラを植える時には

  ☆ 栽培用土レシピ
     昨年までは堆肥などの有機物の割合を多めにしてきましたが
     今年は物理性を重視した配合割合土7〜8:有機物2〜3としています

     

     排水性と保肥力にすぐれた「赤玉土」と、排水性と保水性に優れた「ぼら土」をベースに
     通気性と保肥力を確保するために「ゼオライト」
     吸水性に優れ、用土の水分調整と共に通気性も期待できるヤシの実チップ「ベラボン」
     微生物の住家となる「完熟堆肥」と「炭」を加えました

  ☆ 植え付け方
     基本的に根が見えるくらいの浅植えで、肥料を入れない用土に植え付けています
     鉢植えの場合は、6〜8号の小さめな鉢(素焼鉢やスリット鉢)を使用
     鉢底石の代わりに炭を砕いたものを敷きます


2.無農薬栽培について

   なぜ無農薬?
     バラ栽培をはじめた時には、バラを消毒せずに栽培することは無理だと思っていたので
     一般的な化学農薬を本に書いてあるとおり購入して散布しました
     ところが、やはり使ってみると自分自身やご近所への影響が気になり
     薬剤散布後の後片付けなども面倒で、だんだん嫌になっていきます
     その上、一生懸命薬剤を散布してもタイミング悪く雨が降って台なしになったり
     思ったほどの効果が上がらないなどの問題もありました
     もともとアレルギー体質で薬剤に敏感な上、ものぐさな性格もあって
     半年後には何とか無農薬でバラを育てることはできないものかと探し始めます
     そこで出会ったのが「米ぬかまき」や「生ゴミ堆肥つくり」といった方法をとりながら
     有用微生物を増やすことで病原菌を減らそうという栽培方法でした

     その後、この栽培方法について色々調べていくうち
     有用微生物の力で作り出す「発酵肥料」に図り知れぬパワーがあるらしいことを知り
     しかも発酵肥料は身近にある安価なものから作ることが可能なため
     これは「安価」で「健康」なバラを育てるためには一石二鳥の優れものと惚れ込みました
     2003年以降はずっと自家製発酵肥料を繰り返し作りながらバラに与えています

     こうして、自家製発酵肥料に頼る栽培方法へと移行したことから
     すべては有用微生物を養うことを中心に回るようになり
     もはや化学農薬を散布することは考えられない状況になっていったのでした
     というわけで
     わたしの場合、バラを無農薬で育てることに特に崇高な信念があるわけではなく
     自分の都合を優先するうちに
     結果的には無農薬にせざるをえなくなったというのが実情です
     
     また、初めのうちは化学農薬の代替品として自然農薬を使ったこともありましたが
     これらは高価なものが多く、その上化学農薬に似た不都合な点もあり
     使い方によってはバラに薬害も出ることから使用するのをやめました
     
     バラを無農薬で育てる方法はまだまだ発展途上の段階です
     でも、それを模索する過程には夢があり、発見があります
     結局のところ、わたしはそれが楽しくてやっているのかもしれません。。

  ☆ 病虫害対策
     バラを食害する虫は通常”テデトール”
     また、アブラムシにはてんとう虫やヒラタアブといった天敵がいるので
     彼らの活躍に期待しています
      
     コンパニオンプランツとしてネギ類やキク科植物を混植
     昨年はニンニクを植えましたが、花盛り時にニンニクのにおいがするので途中でやめました
     今年は鉢植えにはチャイブでいきます
     地植えのバラの側には、ネギと同じ科のユリの球根を植えてみました

     米ぬかや発酵肥料を新芽のうちに葉面散布することでウドンコ病を抑える効果を期待する等
     常に土壌や空気中に有用微生物が繁殖している環境を作り出す努力をしています
     今年度は、春秋には自家培養した乳酸菌、夏には納豆菌を定期的に散布する予定ですが
     何か思いつけばその都度新しいことも取り入れていくつもりです


3.施肥管理方法

  ☆ 基本の肥料
     自家製発酵肥料・・・化成肥料を加えて作ったものを使用する
                  (作り方は「自家製肥料堆肥つくり〜発酵肥料つくり」のページ参照)
                  固形の場合は置き肥にして、遮光のため少しだけ土をかぶせる
                  液肥として利用する場合は
                  肥料の10倍の水に漬けて24時間置いたものをこして100倍に希釈する
                  希釈倍率についてはバラの様子を見ながら適宜変更
     「ホスポン」・・・・・・・第一リン酸カリ。NPK=0-50-33
                  1000倍希釈液を葉面散布にて主にHTやERに使用(週一回)
     硫酸マグネシウム・・リン酸の吸収を助けるために使用する

  ☆ 系統別基本施肥方法
     
  原種 年間通じて無施肥
春先に微生物のエサとして米ぬかをパラパラまく
  ツルバラ 春先に発酵肥料と米ぬかを施すのみ
  オールドローズ 一季咲き種はツルバラと同じ
返り咲き種は基本的にシュラブローズに順ずるが
生育旺盛な品種はツルバラと同じ扱いとする
  モダンシュラブローズ
      (ER含む)
発酵肥料の置き肥は3月・6月・9月とする
発酵肥料の液肥土壌潅水は3月中旬以降週一回
「ホスポン」葉面散布は3月下旬以降週一回
  ハイブリッドティ
       (FL、ミニ含む)
発酵肥料の置き肥は3月・6月・9月とする
発酵肥料の液肥土壌潅水は3月中旬以降週一回
「ホスポン」葉面散布は3月下旬以降週一回

  ☆ その他の資材
     基本の肥料の他にも、生ゴミ堆肥や緑肥作物(トウモロコシ等)をマルチ材として使用
     また、黒砂糖発酵液肥などの微生物資材も適宜使用します

    




<TOPへ



「教会の庭」TOPへ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送