鉢の素材について


kimi 1/12(水) 00:02

「鉢受け皿水溜め作戦」のお仲間が増えて嬉しいです、ね、のきしーさん^^
plumさんもバラ鉢は小さめ派だから、この辺の事は興味津々ですよね
えーと、鉢の素材なんですけど
プラ鉢の方が夏には弱いのでしょうか?
わたしのイメージでは素焼の方が温度が上がりやすいかと心配したのだけど
それよりも蒸れるほうが良くないってことかしら?
わたしは今までプラ鉢を使ってきたので
素焼鉢には期待と不安がいっぱいです〜^^;


plum 1/12(水) 21:16

横の通気がないプラ鉢のほうが高温になるんじゃないかなあ。
締め切った部屋より風が通ってる部屋のほうが暑くてもまだましですよね。
プラ鉢の中は夏の日中かなりの高温になると聞いてそう思ってましたが。。
でもバラでも何でも植物ってたくましいからどんな環境でもけっこう育ってくれますよね。
バラの鉢もどっちじゃないといけないってことはないのでしょうね。



kimi 1/12(水) 22:08

やっぱり素焼の方が高温には強いのね
のきしーさんも”通気性がよければ水は鉢表面からも逃げて気化熱を奪われ鉢の温度は下がる”と教えてくださってるし
これでやっと自分の勝手な先入観から抜け出せます^^
わたしは結構こういう勘違いが多いからなあ・・・

プラ鉢のいいところは土が乾きにくいというところですね
これは水やりがひんぱんにできない人には好都合です


ぴぴん 1/13(木) 21:58

バラについては未体験ですが、
私は、駄温鉢が、一番扱いやすいと思っています。
素焼き程もろくないし、水分蒸発も激しくないので。

素焼きは、水は要るけれども加湿嫌いの、ラベンダーやボロニアに使っています。

近所の店では、輸入の「素焼き」を、「初心者向け」として出していますが、
値段は素焼きや駄温の3倍です。
加えて、それは「素焼き」と言いつつ、「駄温」の焼きに近いです。

ただ、同素材の水受け皿がついているので、そこからも水が蒸散してよいかなとは思って居ます。
それに、駄温は、なんと言っても野暮です。

ところで、「素焼き」の土壌に酸素が供給されるのは、
鉢面からの出入りというより、鉢面から水分が蒸発する時、
土表面から空気が引き込まれるのだそうです。



kimi 1/13(木) 22:40



・・・わたしはまたしてもすごーく勘違いしてるかもしれないです
というのも、この写真の鉢ってもしかすると駄温鉢の一種??

今まで駄温鉢というのは上が茶色く塗られているものを言うのだと思っていて
そうでないものは全部素焼きなのだと思ってたの@@;

で、ちょっと調べてみたら・・・

*************************************

「素焼き鉢」:
粘土を焼成温度700℃程度の低温で焼いて作られた鉢で、色はうすい茶色をしており
排水性、通気性とも抜群の鉢で、鉢土水分の半量は鉢壁の孔から蒸散します。
排水・通気性が良い反面とても脆く、大型鉢は作れません。(最大8号程度)

「駄温鉢」:
粘土を焼成温度1,000〜1,300℃程度の高温で焼いて作られた鉢で
色は桟の部分が濃い茶色をしており、釉薬がかけられております。
通称「つくり鉢」とも呼ばれています。
ほぼ同じ物で、釉薬をかけていない鉢を「朱温鉢」と呼んでいます。
胴の部分は茶色で、強度もあるため15号程度の大鉢もあります。

*************************************

うちのは多分「朱温鉢」じゃないかなあ・・・
じゃあ水分の蒸発をそれ程心配しなくていいのかな
それは嬉しいけれど、通気性の期待はどうなるんだろう・・・
あ〜〜何だかフクザツな気分^^;;


ぴぴん
1/14(金) 11:02

昔の『別冊趣味の園芸・土・肥料・鉢』によると、
素焼き鉢の内部の水5割近くが鉢壁面から蒸散。
駄温鉢は、2割くらいです。
プラ鉢はもちろん0%。

鉢土や植物からの蒸散で素焼きが100%乾いた時に、
駄温はまだ4割強の水分を残している状態です。
プラは5割強。

通気性、という点では、先に書いたとおり、
水に濡れた状態の素焼き鉢表面は空気を通しません。
蒸散する時、鉢表面の土から空気を引っ張って行くのです。

水やりの時に、下から水が流れ出るまでやるのは、
上から空気を引っ張って通してやるためです。
素焼きは水やり回数が増えるので、
必然的にこの形の「通気」も増えます。

水やり回数が増えると通気はよくなるけれど、
肥料の流出も多くなるわけで、
どっちのほうがいいかは、やってみないとわからないというか、
鉢の置かれる場所や、植物の種類にもよるかなと思います。

♪ ♪ ♪
もうひとつ大きな差が出るのが鉢内温度で、
先の『別冊』データによると、
外気32度の時
素焼き内は最高28、駄温は37、プラは40度台になっています。
こりぁ、やっぱ素焼きだよ、と思わせる数字です。

素焼きの欠点としては、倒れた時にすぐ割れたり、
表面に苔が生えたり、カビが生えたり、
肥料の滲み出しが粉を吹いて見苦しかったり、
それを拭うと鉢もけずれてしまったり、
することです。
肥料と水分の少なくていいハープには、ぴったりなんですけれどね...。



misao 1/14(金) 11:15

ぴぴんさんの鉢の話を読ませていただいて
私は自分がかなりいいかげんに鉢を選んでいる事を思い知りました。
今朝じっくり庭を見回してみたら、苗の大きさと鉢の大きさが比例していないんです。
材料も木の樽あり、プラ鉢あり、テラコッタあり・・・
“とりあえずそこにある鉢”を使ってきた結果です。
それに家の鉢は鉢底の穴が余分に開けてあります。
まだ実験段階ですが、イマイチだったら全部地植えにしてしまおうと思っています。


ぴぴん 1/14(金) 11:42

おお! 素早くmisaoさんの書き込みが!

「プラに比べれば、素焼きで5割増し、駄温で2割増し、
鉢表面からの通気があると考えてよいのでしょう」
と、加筆しようとしていました。

それと、『別冊』の結論は、
「植物の形に見合った」「使う目的に合った」鉢を選ぶ。でした。
プラ鉢でも、「鉢底穴の種類で、水はけは違って来る」そうです。

話が前後しましたが、
kimiさんの写真の鉢は、色の様子から、素焼きではないような気がします。

普通の陶磁器と一緒で、
叩くと、カンカンという高めの音がすると、
高温で焼かれたものです。
素焼きはコンコン、という感じです。(意味不明ですか?)

「朱温鉢」という呼び名は初めて知りました。
「つくり鉢」というのは、
植物を「つくる」「育成の鉢」という意味らしいです。


kimi 1/14(金) 21:02

ぴぴんさん
昨日から鉢の事がすごく気になっているので
先ほどHCに行ってわたしの買った鉢が何なのかを聞いてきました
答えは「素焼き」とのこと
イタリア製とのことですが、値段は駄温と同程度です

鉢がずらっと並んだ棚には「駄温鉢」と「素焼鉢」はちゃんと名称を書いて分けておいてありました
で、わたしの鉢は一応「素焼鉢」の棚に置かれているわけですが
どうもね、ぴぴんさんのおっしゃる
>それは「素焼き」と言いつつ、「駄温」の焼きに近いです
という感じがわたしもするんですよ
いえ、こんな事は全くの素人なんであくまでも自分の感覚に過ぎませんが、、、

どうなんでしょうね?「駄温鉢」と「素焼鉢」の中間みたいな鉢もあるのかなあ?
でもこの二つの性質の違いは大きいですよね
特に
>外気32度の時
>素焼き内は最高28、駄温は37、プラは40度台になっています。
なんて聞くと、やっぱり素焼であって欲しい!と思うのでした

それで、お店のお兄さんに「本当にこれって素焼きですか?!!」としつこく詰め寄りましたが
「はい、そうです」の繰り返し
きっと、このおばさん何なんだよぉ??って思ったでしょうねぇ^^;
でもこれは実に大切な問題なのです〜〜〜

>kimiさんの写真の鉢は、色の様子から、素焼きではないような気がします
あ、やっぱりそう思われます?
わたしもそんな感じがするんですよね・・・

叩く音で判断するというのははじめて知りました
今うちにある鉢はもうバラが植えてあるので
今度またHCに行って、そーっと叩いてみます^^;;


misaoさん
わたしもここへきてやっと鉢のことをちゃんと考えるようになりました
うちにも色んな種類の鉢がありますよ
今までのわたしの鉢を選ぶ基準はすべて「見栄え」と「値段」
考えてみれば「駄温鉢」にせっせと色を塗るということは
わざわざ通気性を悪くしてるんですね^^;
ああ、考えさせられる事がいっぱい・・・--;


plum 1/14(金) 22:43
kimiさん、みなさんこんばんは。
鉢の話が続いているんですね^^
ぴぴんさん、調べておしえてくださってありがとうございます。
数字があるとわかりやすいですね。
kimiさん、HCの素焼き鉢ほんとに素焼きですかって聞いたの?
ははは、さすが〜!私もやりそうだ〜。わからないままじゃいやだものね。
イタリア製だったらテラコッタじゃないの?
テラコッタは駄温鉢に近い感じですよね。
素焼き鉢は台風で倒れるとすぐ割れてしまうし、テラコッタのほうがずっと丈夫ですね。
ちょっと重たいけど。
私それぞれの区別がはっきりはわかりませんが
最近はHCでkimiさんのサボテンの鉢みたいな形のテラコッタを見かけるように思います。


ぴぴん 1/15(土) 08:28

長いスレッドになりました。
土もそうですが、鉢もこだわり始めると奥が深いです。

私の参考にしている『別冊趣味の園芸』は、平成3年発行なので、
まだ「輸入ものテラコッタ」の話など、全然出て来ず、
「プラ鉢普及のきっかけはオイルショック」
なんていうのが話題の時代です。
参考になることがいろいろ書いてあるので捨てられないのですが。

♪ ♪ ♪

plumさん、
>最近はHCでkimiさんのサボテンの鉢みたいな形のテラコッタを見かけるように思います。

というのは、全然知りませんでした。
出不精・車ナシの私は、最寄り駅との間にある園芸店にしか出入りせず、
そこで売ってるのは、添付写真の形のものだけなので...。
世間が狭いです。

kimiさん、
世間の狭い私が「朱温じゃないか」と言ったために、
HCのお兄さんに詰め寄る事にならせてしまって、すみませんでした。

「テラコッタ」なら、お兄さんの言う通り「素焼き」には違いないですね。
でも、あの「素焼き」データとは違ってくるでしょうね。

昨夜私も鉢の種類の差を気にして、実験をしていて、
駄温と素焼きと輸入鉢の表面に、指で水を付けてみたら、
一番早く吸い込むのは輸入鉢なんです。
ちょっと意外で驚きました。
これはどういうこと?
目が荒いのか、保水量が多いのか、吸い込みが速い分出るのも速いのか?

何にしても、kimiさんのイタリア鉢と私の輸入鉢は別物なので、
また違うと思います。
plumさんは、「テラコッタの方が丈夫」と言われていますが、
うちの輸入鉢は、台風で大いに割れました。大丈夫な素焼きもあった中で。
ラッパ状に広がる形が悪いのか、フチの厚い部分が少ないせいなのか...?

♪ ♪ ♪

kimiさん、
鉢サイズも種類も変えて、結局できる事は、
「植物(バラ)の様子を見ながら水や肥料や日照を調整する」という、
園芸家の基本ですかね。
「変えて良かった〜!」という結果になるよう、お祈り申し上げます。


ついでに、ですが、
焼き物として考えると、釉薬がフチにしかかかっていないという点で、
「駄温」本体も「素焼き」の一種なんですかね。
高温で焼いて、肌理が細かい土ものというだけで...。



kimi 1/15(土) 22:14

>イタリア製だったらテラコッタじゃないの?
このたび鉢のことを考えていて自分の勘違いや思い込みが色々発覚してますけど
実はテラコッタも、単なる素焼鉢だと思ってたのですよ^^;
ただ、どうもこの鉢の呼び名は基準がいまいちあいまいですごく紛らわしいですよね?!
テラコッタ(素焼鉢)なんて書いてあるものもいっぱいあるし
誰かこの辺の定義?をちゃんと統一してくれないものかなあ・・・

それと、テラコッタは産地によって焼成温度が違うので鉢の性質も異なるようですね
イタリア製は焼成温度が低いもの(700度くらい)が多いとの情報もあって
そういう意味においては素焼鉢にちかいのかな??
うーん、ますますわかんなーいっ!(お手上げ)


それでもおかげで鉢のことがだいぶ分かってきましたよ^^
ただ、現実にはどの鉢が何なのかをはっきり見分けるのは難しいですねぇ・・

テラコッタは強いというのはよく出てくるけど
ぴぴんさんの鉢が意外と弱いというのは
やはりテラコッタの中でも焼成温度が異なるものがあって
それに伴い、強度にも違いが出ているんじゃないかと思われますね

ぴぴんさんに教えてもらった「叩いて確かめる方法」を
今朝バラの植わっている鉢でやってみましたが
わたしのイタリア製鉢は、
よくあるタイプの長方形で装飾をほどこしたテラコッタ鉢よりも音がすこし低かったです
駄温鉢と比べてもちょっと低いみたい
でも、表面がざらざらの和風の素焼っぽい鉢よりも高かった
ただ、これは土の入った状態の鉢で確かめた事なので
確かな違いはHCに行って、空の鉢で比べてみたいです^^

それと夏になって実際に土の温度がどうなるのかを計ってみる必要もありそうですね
これも今後の課題としましょう




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